アラン・チューリングを題材とした作品
内容は、ドイツの暗号機
「エニグマ」を暗号解読機「ボンベ (Bombe)」を使って暗号解読するお話なのだけど・・・
実はアラン・チューリング・・・同性愛者だった。第二次世界大戦当時のイギリスでは、同性愛は犯罪。
なので、アラン・チューリングは逮捕されて、化学的去勢(女性ホルモン投与)を受け入れる羽目に・・・
この辺りの件については、予備知識を持たないと驚くかも・・・
(あちきは、以前に漫画「栄光なき天才達」を読んでいたので、予備知識があった)
物語の内容的に、へぇ~って思ったのは、エニグマの暗号はある程度解読されていて、ドイツがどのような作戦に出るかを予め判っていたにもかかわらず、暗号が解読されていることをドイツ軍に悟らせないために、ドイツ軍の作戦を迎撃・阻止せず、確率的に何%かを見過ごすことにしていたこと。
1939年には、ドイツ海軍のエニグマ暗号を解読出来ていたわけだから、どれだけのドイツ海軍作戦を見過ごすことになったのか計り知れないし、連合軍が解読情報をどこまで利用したのかも不明・・・
歴史の裏側で何があったのか知るよしもないけど、秘匿されていることって膨大なんだろうなぁ・・・なんて思っちゃいました。
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