『ヒトラーの忘れ物』と言うDVDを観たのですが、その内容は史実に基づいて描かれ、第二次世界大戦ヨーロッパ戦線終結ナチス・ドイツ降伏後の1945年5月デンマークで地雷撤去のために送られたドイツ兵(若年兵)の物語でした。
デンマークの海岸線には、ドイツ軍によって約200万個の地雷が埋められ、その地雷撤去を強要された2000人以上のドイツ兵のうち約半数が命を落としたり手足を失ったといわれています。
この映画では、徴用されたドイツ兵14人の内、生き残れたのは4人。10人は爆死しています。
実際のところ、この徴用は
『戦争捕虜の強制労働を禁じるジュネーヴ条約に違反する命令』であり、重大な条約違反であるわけですが、条約を遵守しかねる背景があったことも事実です。
その内容如何については、是非作品をご覧になってください。
日本では、大東亜戦争終戦後、機雷の掃海作戦が行われました。

日本は海に囲まれていますから、通商妨害のためにアメリカ軍がばらまいた(
飢餓作戦)沈底機雷が1万個以上・・・
防衛のために日本軍が敷設したものも合わせ(日本海軍の係維機雷55,347個、連合軍の感応機雷6,546個が残存)、戦後に掃海が行われたのですが、作戦に携わった兵士の内に76人の殉死者を出しています。
いざ戦争が終結したとしても、その後、後始末によるの悲劇は多くあった。
戦争の爪痕として、この件をご紹介しておきたいと思います。
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