映画やアニメ、小説など、その物語の中にある生き様や考え方に感銘を受けることがあります。
それも史実を元にした作品に多い。

トム・ハンクス主演の
『ブリッジ・オブ・スパイ』米ソ冷戦時代に実際にあったスパイ事件での物語なのですが、トム・ハンクスは捕らえられたスパイを弁護するドノバン弁護士役。
スパイのアベルと謁見して
『もしかすると死刑になるかもしれない。不安はないのか?』と問います。
スパイのアベルは、短く逆質問で
『それが役に立つのか?』と返します。
このやり取りは、作品の中に3~4回出てきます。
この『不安は無いのか?』に対する『それが役に立つのか?』問答について、とても深い感銘を受けました。
「不安」だけに限らず、様々な出来事に
『これが役に立つのか?』と自問してみると、考えがスムーズだったり、ストレスが軽減できたりするんです。
“映画とは人間を知ることね。
これほど人間について教えてくれるものはないのね。“ (淀川長治)
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